ママ振袖/リメイク振袖の手順
1、お嬢様が18歳になる頃から成人式振袖のお知らせが届くようになる。
お嬢様の成人式の時期はこのDMなどが届いた時点で知らされるケースが多いようです。
「えっ○○ちゃん、もう成人式?」
2、たくさんのカタログを見て最近の柄行や色などが自然に目に入る。
着物は直線縫いなので洋服のようにデザインは変わりませんが、その色や柄また合わせる小物が昔とはまったく違っていたりします。特に柄は洋花の柄も多く、昔には無かった超モダン柄などもたくさん目に付きます。
3、お母様の成人式のときには振袖でお祝いしたはず。私の振袖どうかな?
そう思いながらもきれいな振袖の載っているカタログがたくさん届くのでこの時点でお嬢様と相談しながらもどうするか迷ってしまう。
4、念のためにお母様の着た成人式振袖がお嬢様の好みか?サイズなどは合うのかタンスの中から出してみてみる。
お母様と体型が一緒の方もいらっしますが、まず一番最初に心配になるのはサイズです。特に裄や身丈は一番最初にチェックする箇所となります。
5、普段滅多に着ない着物だからどこをどのようにしてチェックしていいか分からない。
仮にサイズがうまく合っていたとしても、汚れや色ヤケなど素人の人にはほとんど分かりません。また汚れている箇所も見つけるのは相当至難の技となります。
6、この段階になると専門家に相談することをおすすめします。
寸法が合格しても、汚れの種類やヤケの箇所、そしてそれがきれいになるのか、やはりプロの方に見せて相談しないと分かりません。直すのに時間を要する場合もありますので早めに相談することをおすすめします。
7、ママ振袖は大きく分けると2つの作業からなっています。
①汚れやシミがないかチェックして直す。
ひどい汚れでない場合は、丸洗いをおすすめします。大抵の場合きれいになります。また汚れてなくとも久しぶりで袖を通すことになるわけですから丸洗いは必要なお手入れの工程となります。同時に着たときに目立つ場所の色のヤケもチェックしておいた方が良さそうです。さらに工芸修正という方法も必要になるかも知れません。
②新しい小物をセレクトして合わせる。
お母さんの振袖で絶対に必要なことは、小物を新しいものに替えてみることです。お母様の時代の小物の色目とデザインはさすがに大きく変わっているはず、帯〆、帯揚げ、重ね衿、半衿、草履バックを替えただけでもイメージが変わってきますのでぜひお試しください。
意外と見逃すのが長襦袢のクリーニング、着物の下に着るものだしあまり気にしない方も多いのですが体に近い場所で使われるので着物よりも汚れている場合が多いです。長襦袢のクリーニングは必須項目といえます。
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